【イベント】JUNKU トークセッション

『銭湯検定公式テキストI』の刊行記念イベント開催

2009年7月11日(土)18:30~

7月11日(土)、ジュンク堂書店新宿店・8階喫茶室にて「銭湯検定公式テキスト」刊行記念イベントとして、中島盛夫氏による背景画制作パフォーマンスが開催されました。

この日は予約のみで満席(定員40名)となり、キャンセル待ちも出るほどの大盛況。

イベントは背景画製作の進行とともに、庶民文化研究家の町田忍氏と銭湯マニアとして知られる下北沢つかさ氏の二人による解説もあわせて行われました。

この日描かれた背景画は、横2m、縦1.2mの大きさ。真っ白なホワイトボードにあれよあれよという間に富士山の背景画が描かれていく様子に参加者は感嘆の声をあげていました。

イベント終了後は中島氏、町田氏による臨時のサイン会も催され、参加者の皆さんは満足された様子でした。

普段は喫茶室として使用されている場所にホワイトボードを設置

ラフな下絵を描く

空から塗り始める

みるみるうちに富士山が登場

海、松、雲などが手早く描かれていく

休憩をはさんで、ちょうど1時間で完成

◆イベント内容◆

「銭湯検定公式テキストI」刊行を記念して背景画製作パフォーマンス

町田忍×中島盛夫×下北沢つかさ

日本に二人しかいない銭湯背景画絵師のパフォーマンスと掛け合いトークを!

日本人は世界に冠たる入浴文化を持つ民族だといわれています。入浴文化の一つに、みんなで一緒に入浴するという風習があります。この共同入浴の起源は、奈良時代の光明皇后による立願施浴まで遡ることができます。江戸時代には「銭湯」と呼ばれるようになり、庶民の憩いの場、情報交換の場として親しまれました。

こうした日本の入浴文化と、それを支えてきた銭湯を積極的に後世に語り伝えていくことは現代人の使命ですが、銭湯は今、時代の変化の中で一見その価値が見失われようとしています。しかし、特に人間関係が希薄になるといわれる都会においては、地域社会の交流やモラルを守る基盤として銭湯を見直す知性が復活しつつあります。

そこで、日本人ひとりひとりが「入浴」をとおして自分自身と家族、地域、社会、国家を見つめなおす機会を作り出すために、検定というイベントを企画いたしました。

この銭湯検定開始に当たり、このたび『公式テキスト』(社団法人日本銭湯文化協会編・草隆社発行)を刊行いたしました。これを記念して、銭湯文化の一端である「背景画」製作パフォーマンスをご覧いただきながら、庶民文化研究家の町田忍氏と毎日銭湯巡りの“吟遊詩人”下北沢つかさ氏との楽しい掛け合いを企画しました。

【講師紹介】

町田 忍(まちだ・しのぶ)

1950年、東京生まれ。和光大学人文学部芸術学科卒業。警視庁警察官を経て、現在、庶民文化研究所所長。全国各地の銭湯をめぐり庶民の記録として写真に収める。銭湯を学問的に調査・研究する「銭湯学」の提唱者であり、第一人者でもある。主著に『ザ・東京銭湯』(戎光祥出版)、『銭湯遺産』(戎光祥出版)、『銭湯の謎』(扶桑社)、『SENTO 廿世紀銭湯写真集』(DANぼ)ほか多数。

中島盛夫(なかじま・もりお)

昭和20年福島県生まれ。丸山清人氏と同じく丸山喜久男氏に師事。現在では日本に二人しかいない背景画絵師の一人である。最近では病院や老人福祉施設、個人宅などに背景画を描く依頼も受けているそう。主な担当は目黒区、品川区、世田谷区、北区、三多摩地区、神奈川県、千葉県、埼玉県の一部。

下北沢つかさ(しもきたざわ・つかさ)

新宿・ロフトプラスワンで行われているトークイベント「東京銭湯ナイト」の常連出演者で、インターネット界最大の銭湯レポートを収録しているサイト「銭湯温泉サウナ王国」の主宰者。自身のプロフィールによれば、「今はフロ付きのアパートに住めるくらいにはなったのだけど(そのわりには内風呂はほとんど使わない)、あっしも極貧時代があって、まったく何のために生きてるのかわからん生活の中での、唯一の幸せは銭湯通い。まだ明るくて、人もあまりいない湯船につかると『ほぉぉぉ~』つーかんじで、『ああ生きててよかった』を実感するわずかな時間だった」というコアな銭湯ファン。2000年、世田谷美術館で行われた「銭湯パラダイス」で「銭湯界のカリスマ」町田忍氏と出会う。以後ステップアップした、新たな銭湯の旅が始まった。

☆ 会場…8階喫茶にて。入場料1,000円(1ドリンクつき)
☆ 定員…40名
☆ 受付…7Fカウンターにて。電話予約承ります。

ジュンク堂書店新宿店  
TEL.03-5363-1300